阪神が痛恨の継投失敗でサヨナラ負け 連夜の悪夢…2点リードの九回 湯浅→岩崎の継投で敗戦

 「西武3-2阪神」(11日、ベルーナドーム)

 阪神がサヨナラ負けを喫した。2点リードの九回、今季初めて湯浅がセーブシチュエーションで登板。1死から四球、死球で一、二塁とすると、外崎には三塁内野安打を浴びて満塁とした。

 ここで藤川監督は継投を決断。岩崎をマウンドに送ったが、源田に右翼線を破られ、同点とされた。さらに二、三塁から長谷川を申告敬遠後、山村を見逃し三振に封じたが、炭谷にサヨナラ打を浴びた。

 試合は序盤から阪神ペースだった。前夜は、2点リードの八回に4点を失い、まさかの形で逆転負けを喫した。連敗は避けたいと臨んだ一戦。試合が動いたのは0-0で迎えた六回だ。2死三塁で森下が打席に立つと、西武の先発・渡辺の151キロを捉え、しぶとく中前に運んだ。

 「誠志郎さんが先頭からいい形でチャンスメイクしてくれましたし、もう本当にワンチャンスだと思って集中して打席に入りました。しぶとく食らいつけましたし、いいヒットだったと思います」

 貴重な先制点で今季45打点。また、得点の起点になったのは坂本の2打席連続二塁打。1試合2本の二塁打は22年5月28日のロッテ戦(ゾゾ)以来、自身2度目となった。

 一方、投げては今季2度目の登板で、初先発の伊藤将が序盤から西武打線を相手に粘りの投球。二回、2死一、三塁のピンチでは一走・長谷川を巧みなけん制でおびき出すと、挟殺プレーで三走・源田をタッチアウト(記録は盗塁死)。四回から七回までは1人の走者も許さなかった。

 八回、2死一、二塁のピンチを招いて降板。それでもここで2番手の及川が、西川を二ゴロに抑えて脱した。直後の九回には4番の佐藤輝が、貴重な追加点となるソロ本塁打。キング独走の18号で流れを引き戻した。九回には、湯浅が今季初めてセーブシチュエーションでの登板したが、まさかの展開となってしまった。

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