【スポーツ】どうなる?バドミントン「21点制3ゲーム」→「15点制3ゲーム」移行 選手に与える影響とは 試合展開激変の可能性も
バドミントンの試合形式が、これまでの「21点制3ゲーム」から「15点制3ゲーム」に移行する。今年の世界バドミントン連盟(BWF)の総会を経て正式に決まる見通しで、選手に与える影響とは-。
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2028年ロサンゼルス五輪を見据えたルールの変更が行われる。25年12月、日本バドミントン協会がBWFの理事会で「15点マッチ」が承認されたことを発表した。今年行われるBWFの総会で正式決定する見通しで、日本協会の大野淳事務局長によると、すでに一部国際大会では試験的に導入されているという。
21点制から15点制となれば単純に試合時間が短くなり、選手への負担減が見込まれるが、プレーを組み立てる面ではどういう影響が出てくるのか。五輪3大会連続代表で、世界選手権女王の山口茜(再春館製薬所)は「試合も短くなって、体の負担も減ってありがたいと思うけど、15点制なら最初から飛ばして最後まで(体力が)もつ選手が出てくる。最初に(点差を)離されると思うと、前半から動かないといけないし、負担になるのかな」と、メリットとデメリットを挙げた。
21点制の現在は、どちらかの選手が11点目を取った時点で1分間の休憩が設けられている。選手によっては、このタイミングを一つのポイントに、試合を組み立てる選手もいる。16年リオデジャネイロ五輪女子シングルス銅メダルの奥原希望(東京都協会)は「今は11点までは様子見の部分がある。それが15点制だとスタートから100%(の力)。開始からヒリヒリした緊張感になる。展開は大きく変わるのかな」と分析した。
五輪では、ダブルスで多くのメダルを獲得してきた日本。パリ五輪では女子と混合の2種目で銅メダルを獲得した。池田信太郎強化本部長は「女子ダブルスは、ど根性ラリーと精神力で戦って勝っていくことが日本の強み。男子は長いラリーにフィジカルでついていけないこともある。15点制(の影響)は、種目によって違うのかな」と見解を示した。
21点制から15点制へ。選手の負担減少はもちろん、試合展開がどう変わっていくのかにも注目だ。(デイリースポーツ・谷凌弥)



