阪神・桐敷11日1軍合流へ 2軍で1回3K!最速147キロ「良くない感覚の時にどう抑えるか。そういうのを考えながら」
「ファーム練習試合、巨人12-0阪神」(9日、ジャイアンツタウンスタジアム)
格の違いを見せつけた。阪神・桐敷拓馬投手は1回を投げ、全てのアウトを三振で奪う無失点の好投。「しっかりゼロでいけたので良かった」と納得の表情を浮かべた。徐々に状態を上げている左腕は、11日から1軍に合流する見込みとなった。
六回、桐敷の名前がコールされると、スタンドの虎党が沸いた。大量ビハインドを背負う苦しい試合で、見せ場をつくった。先頭から連続三振を奪うと、四球を挟み最後はティマをフォークで三振に仕留めた。最速は147キロをマーク。「感覚、指のかかりは良かった」。圧巻の投球も、涼しい顔でマウンドを降りた。
昨季の疲労も考慮し、キャンプから焦らず調整を続けてきた。登板数の多い中継ぎとして「(状態が)いい日なんてほとんどない。良くない感覚の時にどう抑えるか。そういうのを考えながらやってきた」。安定したパフォーマンスを発揮するため、試行錯誤の日々だ。
「もうちょっと良くできる部分はあるので、しっかり詰めていきたい」。頼れるリリーフ左腕は、開幕まで逆算しながら準備を進めている。
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