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阪神ドラ3の桐敷 リーグ初の完全試合達成 虎スカウト「すごいもの見られた」

 完全試合を達成した新潟医療福祉大・桐敷(撮影・伊藤笙子)
 阪神ドラ3桐敷の投球
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 「関甲信学生野球、新潟医療福祉大6-0平成国際大」(16日、白鴎大グラウンド)

 偉業で指名御礼だ!!阪神からドラフト3位指名を受けた桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が関甲新学生リーグ史上初の完全試合を達成。リーグ記録を更新する19奪三振もマークした。ドラフト指名を受けてから初の公式戦登板。畑山統括スカウトと吉野スカウトが見つめる前で、即戦力を期待される最速150キロ左腕が、これ以上ない快投を披露した。

 27人目の打者を直球で見逃し三振に仕留めると、桐敷はホッと息をついた。「試合に勝ったということですかね。それが本当に第一です」。1993年のリーグ発足以降、誰も成し遂げていない大記録を手にしてもいたって冷静。一塁ベンチに戻って仲間からハイタッチで迎えられ、ようやく笑みを浮かべた。

 オーソドックスなオーバースローから、キレのあるボールを投げ込む最速150キロ左腕。プレッシャーから解放され、真価を発揮した。「今までドラフトのことを意識していたんですけど、吹っ切れた状態だったので」。この日最速145キロの直球とスライダーやフォークなどを織り交ぜ、自慢の制球力で的を絞らせなかった。

 三回2死から4者連続、五回1死からは5者連続三振。「七回ぐらいから自然と頭にはあった」と大記録を意識し、八回からは6者連続奪三振で締めた。降りしきる霧雨は意に介せず。「粘り強く投げるのが持ち味。(大学で)一番に近いピッチングはできた」と自身の持つリーグ記録を更新する1試合19奪三振も打ち立てた。

 予兆はあった。鵜瀬亮一監督(41)は「試合前に投手コーチが『たぶんきょうは打たれない』と。(ブルペンで)それぐらいすごい球を投げているという報告を受けていまして」と感心しながら内情を明かした。

 視察した虎スカウトも頬を緩ませた。阪神・畑山統括スカウトと吉野スカウトは、埼玉でドラフト2位・鈴木(創価大)をチェック後、桐敷の投球を見るために栃木へ移動。担当の吉野スカウトは「右打者の内角にスライダーを決められるのがいい。完成度が高いし、(毎試合)コンスタントに投げられる」とほれ直した様子。畑山統括スカウトは「すごいものを見られた」と満足げに球場を引き揚げた。スタンドでは両親も観戦。ドラフト指名に続き、最高の親孝行になった。

 チームは現在3位。リーグ2位までが出場権を得る関東地区大学選手権へ、わずかな望みをつないで戦っている。「本当に勝たなきゃいけない」。エースとして置き土産を残し、NPBへと羽ばたく。

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