阪神キャンプ総括【内野編】激戦区の遊撃手争いは木浪が小幡を一歩リード 高寺、山田、百崎、ドラ5佐野らもアピール

 木浪(左)と小幡
 春季キャンプのMVPに選ばれた高寺
2枚

 阪神は2月28日、宜野座キャンプを打ち上げた。藤川球児新監督(44)の下、1カ月間で選手はどのような進化を遂げ、競争はどうなったのか。デイリースポーツの阪神担当が「先発」、「救援」「捕手」、「内野」、「外野」に分けて総括し、現状を分析する。以下、内野編。

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 内野の中でも特に激戦区とされる遊撃手争い。30歳の木浪と24歳の小幡が火花を散らしているが、現状は木浪が一歩リードしている。

 木浪は15日の練習試合・楽天戦で今年のチーム1号を放つなど12打数6安打、打率・500。昨季は不振だった打撃でもアピールした。一方、小幡も14打数6安打、同・429。結果は遜色ないが、木浪は姿勢でもチームをけん引した。特守への参加や積極的な声出しなど、指揮官が重きを置くポイントでも存在感を示している。

 昨季は打率・232だった二塁の中野はオープン戦で打率・333と復活の兆しを見せた。一塁の大山、三塁の佐藤輝は順調だった中、若手もアピールした。

 キャンプMVPに輝いた高寺だけではなく、初の宜野座組スタートの山田は持ち味の守備で最後まで宜野座組に残った。具志川組でも百崎はシート打撃で湯浅、島本から安打を放ち、視察した藤川監督から名前を挙げて評価された。ドラフト5位・佐野(日本海L富山)は2軍練習試合・エナジック戦で3安打。新星も芽を出し始めている。

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