「オープン戦、オリックス５－２阪神」（２４日、京セラドーム大阪）

　冷静沈着なマウンドさばきだった。阪神・才木浩人投手が５回を投げ７安打１失点。先発が濃厚な開幕３戦目の３１日・巨人戦（東京ド）へ向けて好投で最終登板を終えた。

　「真っすぐも、フォークも低めにしっかり投げられたので。今日は全体的に良かったんじゃないかなと思います」

　序盤は粘り強さを発揮した。初回、先頭の福田に右前打を許し、２死二塁から頓宮に右中間へ二塁打を打たれて先制点を献上。四回には２死から３連打で満塁のピンチを背負ったが、代打・森を捕邪飛に打ち取り追加点は与えず。最少失点で投げきった。

　オフ期間は１年間ローテを守り切るために、フィジカル面を強化。筋力アップに励み、体重も増加させた。春季キャンプ後には体調不良などもあったが、順調に調整を進めて仕上げた。

　「去年よりも体重も増えて変わっているので。その中でまだアジャストできてない部分もちょっとあるかなという感じですけど問題ない。いい感じで開幕を迎えられそう」。先発陣の一角として支え続けるためにも、まずは巨人戦に全力を注ぐ。