阪神・岡田監督 2回6失点KOの西勇には苦言「あんだけ初球、バンバン打たれるか」2戦連続の早期降板に首ひねる

 2回、西勇は細川に適時打を許しガックリ(撮影・山口登)
 2回、西勇が細川に2点適時打浴び、ベンチから打球の行方を見つめる岡田監督(ベンチ後方右端)=撮影・中田匡峻
 2回、中日打線に打ち込まれ、汗をぬぐう西勇(撮影・高部洋祐)
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 「阪神8-7中日」(3日、甲子園球場)

 阪神が最大6点差をはね返して、4月18日の広島戦以来、今季3度目のサヨナラ勝ち。1点を勝ち越された九回、先頭・大山の二塁打をきっかけに相手ミスで同点とすると、無死満塁から、木浪が試合を決めた。

 一方で岡田監督は、2回8安打6失点でKOされた西勇に苦言を呈した。「西、あかんなあ、おーん。あんだけ初球、バンバン打たれるか、でもなあ。まあ、やっぱ、ちょっとわからんけどなあ、おーん、まだ」と、ベテランの背信投球に首をひねった。

 西勇は前回登板となった4月26日の巨人戦でも三回までに5失点を喫し、3回9安打5失点で降板。2試合連続で序盤に大量失点となった。今後の起用について「(考える余地は)そら、あるある、それはなあ、やっぱりなあ。あまりに悪すぎるもんな、おーん」としながらも、「まあ、またそれはまあ追々。いますぐに決めることじゃないと思うから。それはちょっと考えいていかなアカンかもわからんけどな」と明言を避けた。

 初回は順調に立ち上がったが、二回に2死から木下に左翼へ2点二塁打を浴び先制を許した。さらに投手の涌井にも中前適時打を浴びると、その後も大島、細川に連続適時打を浴び一挙6失点。「初回がうまいことなあ、切り抜けて。今日は大丈夫かなと思った矢先の2回やったからなあ。それも2アウトからやろ。2アウトから8番、9番やからな、結局」と表情を曇らせた。

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