阪神・近本が新兵器投入へ アシックスと契約 過去イチローらのスパイク作製 選手から高評価

 スパイクに関する意見を出す近本(右)=アシックス社提供
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 阪神の近本光司外野手(29)が株式会社アシックスとアドバイザリースタッフ契約を締結することが25日、分かった。スパイクシューズの使用、商品開発でのアドバイスや宣伝、販売促進活動への協力など契約内容は多岐にわたる。

 同社は過去にイチローらのスパイクを作製するなど、野球選手から高い評価を得ている。超一流の足元を支えた技術で、2年連続4度目の盗塁王に輝いた虎の切り込み隊長もアシストする。

 これまでも同社のスパイクを使用してきた近本だが、新契約に合わせて新たなスパイクを導入する。近本の特長である「スピード」を最大限に発揮するため、多種多様な工夫がこらされた。

 近本専用の靴型を作製し、アッパー部分には人工皮革を採用。近本が何よりも求める足とスパイクの一体感を追求した。靴底は金具の歯と樹脂スタッドのハイブリッド設計。前足部4本と、かかと部2本の金具の歯で打撃や走塁時に優れたグリップ力を実現し、近本も「すごくバランス良く立てる」と満足する一品に仕上がった。

 近本は「ケガしないスパイクが一番いい。フィット感が大事。自分の体の一部になれるスパイクがケガしないスパイク。そこはアシックスが一番いい」と信頼を寄せる。

 6年目のシーズンへ「リスクを背負いながら前に進んでいきたい」と決意を新たにした。球団初の連覇とともに、自身初となる3年連続盗塁王へ全力で駆ける。

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