阪神・梅野 開幕マスクかぶる!8年連続で田淵超えや 骨折からの回復も順調「楽しみの方が強い」
阪神の梅野隆太郎捕手(32)が18日、沖縄県の「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」で合同自主トレを公開した。今年はDeNAの山本祐大捕手ら捕手5人での共闘。今季も開幕マスクをかぶれば、2リーグ分立後の球団生え抜き選手では、田淵幸一を超えて最長の8年連続となる。昨季は8月に死球で左尺骨を折って離脱。悔しさを糧に、1年間チームに貢献すると誓った。
雲一つない青空の下で、梅野の表情も澄み切っていた。野球をしたかった。でも、できなかったもどかしさ。「やっとスタートを切れる。その楽しみの方が強い」。西純のブルペン投球を受け、ロングティーでも快音連発。骨折からの回復も順調で、偉大な球団記録も視界に捉えた。
2015年に初めて務め、17年から7年連続で任された開幕マスク。「毎年、開幕からスタートを切ってやっている。そこはモチベーションを持って、やっていきたい」。今年は3月29日の巨人戦(東京ド)。8年連続となれば、球団の生え抜きでは1972~78年の田淵幸一を抜いて最長。開幕マスク9度も田淵を超え、球団の生え抜きで最多となる。
「自分が決めるというよりも、監督が送り出す」と当然、最終的には指揮官の決断となる。予想されるのは坂本との争い。ただ、梅野は自らのやるべきことを全うするだけだ。「これからの野球人生のスタートをどう切っていくかが、自分の中でも大事じゃないかなと思う」。岡田監督に捕手・梅野と選ばれる時を見据え「準備していきたい」と誓った。
昨季は死球で左尺骨を折り、シーズン終盤は悔しい思いをした。「自分でけがをすることのないように状態を整えながら、数字を今までにないぐらい上げたい」。そのために、今年の自主トレでは4日間、管理栄養士を呼んだ。自身も血糖値の上昇を抑えるために野菜を多く摂取。今季で11年目、6月には33歳となる。体のケアも大切にし、1年間の完走につなげたい。
実戦から遠のいている分、練習量も増やしている。「チームのために貢献したい。その一心でスタートを迎えたい」。たまりにたまった野球への思い、チームへの思いを、開幕から爆発させたい。
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