阪神・漆原 大竹に続くブレーク宣言 現役ドラフト阪神入団会見「僕も続けるように頑張りたい」
現役ドラフトでオリックスから阪神へ移籍した漆原大晟投手(27)が19日、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「34」。今季は現役ドラフト1期生の大竹が12勝を挙げ、リーグ優勝&日本一に貢献した。6年目となる来季、背水の覚悟でブレークを誓う。
会見を終えるまで、漆原は表情を緩めなかった。現役ドラフトでの移籍。「来年もチャンスをいただいたというふうに僕自身は捉えている。勝負の1年になると思うので、キャンプインからアピールできるようにやっていきたい」と背水の覚悟を示した。
新天地での挑戦。理想は昨年の現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹のような活躍だ。左腕は先発ローテ入りし、チームトップの12勝(2敗)を挙げた。「大竹さんがすごいいい投球をしていて、いい成績を残されていたので。僕も続けるように頑張りたい」。最速152キロ右腕は力を込めた。
2018年度育成ドラフト1位でオリックスに入団し、20年2月に支配下登録された。21年は中継ぎで自己最多の34試合に登板し、リーグ優勝に貢献。だが、22年は1軍登板の機会はなく、今季も16試合にとどまった。
それでも阪神の期待度は高い。岡田監督は来春1軍キャンプに参加させる方針を示すなど、ブレークが待たれる。
漆原も強力な中継ぎ陣に割って入る意気込みだ。「個々のレベルも、継投術もあるチームなので、何とか食らいついていきたい」。球団史上初の連覇を目指す阪神のブルペン陣をさらに活性化させる。
◆漆原 大晟(うるしはら・たいせい)1996年9月10日生まれ、27歳。新潟県出身。182センチ、85キロ。右投げ左打ち。投手。新潟明訓から新潟医療福祉大を経て、2018年度育成ドラフト1位でオリックス入団。プロ1年目の19年は23セーブでウエスタン・リーグの最多セーブ。20年2月に支配下登録。同年8月23日・西武戦でプロ初登板初セーブ。リリーフで力を発揮し21年は登板34試合。
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