阪神から育成ドラフト１位で指名された松原快（２４）＝日本海Ｌ・富山＝が７日、富山県高岡市内で、宮脇編成ディレクター、畑山統括スカウト、筒井スカウトから指名あいさつを受けた。日本シリーズで１軍復帰を遂げた湯浅は富山ＯＢで、同い年。「僕と湯浅が一緒に投げるのを期待されてると思うので、すぐに実現できるようにやっていきたい」と、甲子園での“富山リレー”を思い描いた。

　在籍時期はかぶっていないが、ファーム交流戦で対面し連絡先を交換。「『どんどん質問してくれていいから』みたいな感じのＬＩＮＥをくれたので、本当に心強い」と感謝する。日本シリーズの“湯浅の１球”もテレビ観戦し、「やっぱりすごい」と改めて感じたという。

　日本一の投手力に、まずは育成として加わる最速１５６キロ右腕。「競争の激しいチーム。強い中継ぎ陣の一角に入れるよう、頑張っていきたい」。必ず背番号を２桁にして、１軍マウンドでアツアツにバトンをつなぐ。

　◆松原　快（まつばら・かい）１９９９年８月２４日生まれ、２４歳。富山県出身。１８０センチ、８８キロ。右投げ右打ち、投手。富山第一に進学後、２年春に高朋へ転校。高校卒業後は社会人野球・ロキテクノ富山に入団。その後退部して２２年から日本海Ｌ・富山でプレー。２０２３年度育成ドラフト１位で阪神から指名を受ける。最速１５６キロ。