【日本S観戦記】渡辺謙 最後は大山君!やっぱり4番が打てば勝つ 親戚同士の戦いみたいな感じ。オリックスファン優しいなって
「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース4-3オリックス・バファローズ」(1日、甲子園球場)
59年ぶりとなる関西シリーズの周辺などを取材し、その盛り上がりを伝える企画。今回は大の阪神ファンとして知られ、日本シリーズ全戦を現地で観戦している俳優の渡辺謙(64)がデイリースポーツに観戦記を寄せた。大山のサヨナラ勝ちに歓喜したハリウッドスターは阪神、オリックスの対戦を「親戚同士の戦い」と表現。「よく似たチーム」同士が日本一を争う頂上決戦を堪能している。
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一進一退のシーソーゲームでしたけど、最後は大山君が魅せてくれました!スリーボールになってからも振っていった。そこがすごい!!球場全体がサヨナラの雰囲気になりましたからね。やっぱり4番が打てば勝つんですよ。彼が背負っている宿命です。
シリーズを見ていて改めて、本当によく似たチームやなと。方法論は違うけど試合の進め方がよく似ている。ピッチャーでしのいで1点差でも勝つっていう。オセロみたいに最後パタッてなるのが白か黒かという感じですね。ある意味では、お互いにやりにくいんちゃうかなあ。岡田監督も普段通りには行かへんぞっていうのを心得てるんじゃないかと思います。
シリーズは2勝2敗になりましたが、五分だとは思っていません。勢いはウチかなと。そういう勝ち方をできた。「やっぱり日本シリーズだよね。面白いよね野球って」というのをここから、また見せてほしいです。
関西シリーズは移動が楽ですね。見る方も移動がないので9泊で済みます。1戦目、京セラ(ドーム)のバックネットで見ていたんですが、阪神ファンもオリックスファンも混在しているような感じで。「あ、あいつ来てるな」って感じで(オリックスファンにも)気付かれていたようですが、試合中は一切何もなく、終わってから「お疲れさまでした」「おめでとうございます」って。
親戚同士の戦いみたいな感じがしてるんじゃないかな。オリックスファン優しいなって感じました。もちろんフィールドでは1点を争っている激しい戦いが行われているんだけど、近くのチームだからか、割と穏やかな空気が流れていますよね。まだシリーズはこれからだと思います。その試合、その試合の流れがどうなるのか分からないのが野球だし。どうしのぐか、押しつぶすか。そういうせめぎ合いだと思うんです。岡田監督、中嶋監督、両監督の采配も見どころになってきますね。日本一のチームを決めるゲームですから。
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