阪神“岡田ルール”発動よ フェニックス雨中止で2試合十回制に 中継ぎ登板機会増へ「増やしてもらうんやって」

 甲子園で全体練習を見守る岡田監督(撮影・北村雅宏)
 ミエセス(左)に向かってギャルピースを決める岩崎(右)=撮影・高部洋祐
 キャッチボールする島本(撮影・高部洋祐)
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 阪神は9日、甲子園球場での練習でシート打撃などを行った。この日予定されていた秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」初戦となる巨人戦(サンマリン)が天候不良で中止に。これを受け岡田彰布監督(65)は急きょ、その後の2試合を十回制にルール変更した上で行うことを明かした。特例の“岡田ルール”で、中継ぎ陣の登板テスト機会を最大限確保する。

 思いがけない悪天候に見舞われた宮崎とは打って変わって、甲子園は青空ものぞいていた。アルプススタンドの座席に腰かけた岡田監督は聖地の空を見上げながら、ため息交じりに切り出した。

 「フェニックスも、ちょっと雨でなあ。まさか雨が降るとは思わへんかったからなあ」

 フェニックス・リーグ初戦の巨人戦は天候不良のため早々と中止が決まった。18日開幕のCSファイナルSを見据え、岡田監督は岩崎、岩貞、石井ら救援陣10人を送り込んでいた。9~12日の4試合でリリーフ陣を2組に分け、1試合目と3試合目、2試合目と4試合目と中1日で2試合ずつ登板させ、調整と見極めの場にする予定だったが、初日にしてプランが崩れた。

 そんな想定外の事態にも即座に対応した。

 「十回(まで)やるとか。勝ち負けとか関係ないからな、1イニング、2イニング増やしてもらうんやって。何か言うとったから、相手にオッケーをもらったんやろな」

 急きょ阪神側から規定の変更を申し出た結果、対戦相手の了承を得て特例の“岡田ルール”が成立した形だ。10日・ヤクルト戦(西都)、11日・楽天戦(サンマリン)はスコアに関係なく十回まで実施することが決定。阪神が先攻で負けている場合でも後攻が裏の攻撃を行い、投手の登板回数を増やすという。12日の韓国プロ野球選抜戦(生目第2)でも同様の方向で調整を進めるとみられる。

 当初、救援陣全員が2試合に登板予定だったが、岩崎、島本らは1試合で帰阪することになる。貴重な調整の場を失うことになるが、百戦錬磨のベテランだけに不安はない。島本は「気持ちは変わらないです。しっかり投げて帰ります」と前向きに話した。

 石井、加治屋、岩貞ら2試合に投げる予定の投手は10、12日に登板し、連投は避ける。天候という外的要因に左右されながらも、臨機応変な対処で最大限の実戦機会を確保できた。CS突破と日本一に向けて、抜かりなく準備を進めていく。

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