阪神・才木 息抜きの重要性痛感「落ちたときにグッと力を入れられるように」

 「中日ドラゴンズ0-1阪神タイガース」(6日、バンテリンドーム)

 阪神・才木浩人投手が腰の張りによる離脱から復帰。8月10日・巨人戦(東京ド)以来の1軍登板で自己最多の7勝目を挙げた。

  ◇  ◇

 才木は静かなる闘志も身につけつつある。やみくもに進むだけではうまくいかない。「たまには力を抜くことも大切」。2020年に受けた右肘トミー・ジョン手術から昨季復帰し、今は右肘もなじんできた頃。存分に腕が振れるようにはなった中、息抜きの重要性も痛感していた。

 常にアクセル全開では、ガス欠になることは必至。調子がいい際は日々のトレーニングなども総じてうまくいくが故に、飛ばしがちとなっていた。重要なのは自分でブレーキをかけられるかどうか。

 「落ちたときにグッと力を入れられるように」。好不調の波は必ず来る。不調を脱却できる力を残しておけるよう、心身共に“出力”の調整を気に懸けるようになった。

 シーズンを通して腕を振れる体になった、今だからわかること。今回の腰の張りや調子の低下などにより、今季は4度の抹消。1軍でシーズンフル回転の目標はお預けとなったが、今季の経験は来季への“肥やし”となっているはずだ。(デイリースポーツ阪神担当・北村孝紀)

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