阪神・森下 アゲアゲ弾 アイブラック改良、下げてダメなら上に 輝とアベック「どんどん打つ」 

 6回、ソロを放ち佐藤輝(右)とタッチを交わす森下(撮影・金田祐二)
 6回、ソロを放ち佐藤輝に迎えられる森下(撮影・金田祐二)
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 「東京ヤクルトスワローズ1-7阪神タイガース」(3日、神宮球場)

 アイブラックの“魔法”を阪神・森下はまだ手放していなかった。6点リードの六回先頭。ヤクルト・吉村の直球を高々とかち上げ、左中間スタンドに運ぶ9号ソロを放った。

 「(打球が)上がりすぎたかなと思いましたが、スタンドまで届いてくれました」

 軽快にダイヤモンドを一周すると、ベンチの仲間に目の下のアイブラックを指さしてアピールした。1日・ヤクルト戦(神宮)は、佐藤輝に両端を下げたアイブラックを書いてもらってプロ初の1試合2発。だが、同様に臨んだ翌日2日の同戦では3打数無安打に終わった。

 下げてダメなら上げてみた。糸原から「上に上げとけ」と言われ、への字型ではなくV字形に変更。改良したことでアイブラック効果が復活し、「変化加えた方が打てたので(よかった)」と無邪気に笑った。

 17号3ランを放った佐藤輝とは初のアベック弾となった。同じドラ1の兄貴分と“アイブラック競演”を果たし、左翼スタンドの虎党も大盛り上がり。「これからどんどん打っていきたい」と再競演にも意欲を見せた。

 2桁本塁打まであと1本に迫り、「2桁は確実にいきたい」と力強く宣言。輝かしいルーキーイヤーに箔(はく)を付ける。

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