阪神・岡田監督が怒り心頭の会見拒否 「なしや言うてんねん!」2点リード守れず痛恨の逆転負け 2失策が絡んだ決勝点

 10回、失策が続いて2点を勝ち越され、ベンチであきれたような表情を見せる岡田監督(右)=撮影・立川洋一郎
 10回、大山が併殺に倒れ試合終了(撮影・山口登)
 10回、福永の打球をファンブルする中野(撮影・中田匡峻)
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 「阪神4-6中日」(15日、甲子園球場)

 2点リードを守り切れず、延長戦の末に逆転負けを喫して2連敗となった阪神・岡田監督が試合後の監督会見を拒否した。

 勝ち試合はもちろん、負け試合後にも通常、囲み取材が設定されているのだが、この日は実施されず、ベンチからロッカールームへと続くぶら下がり取材の中で「なしや言うてんねん!」と語気を荒げ、質問に答えることはなかった。

 初回1死三塁から幸先良く前川の右前適時打で先制。逆転されて迎えた四回には1死一、三塁から併殺コースと思われた小野寺の遊ゴロを龍空が握り直す間に同点。梅野の打ち取られた二塁前への打球も、捕球直前に大きく跳ねるイレギュラーとなって中前適時打で勝ち越しに成功。八回には3四球から得た1死満塁から佐藤輝の1軍再昇格後初打点となる二ゴロで、無安打で1点を加えたが、九回にプロ初セーブのかかった登板に臨んだ岩貞が先頭打者への四球から岡林に2点適時打を浴びて同点とされ、延長十回には5番手の馬場が大島に右前適時打を浴びるなど2点を失った。その裏、代打・糸原の内野安打で1死一塁の同点機を整えたが、大山が二ゴロ併殺に倒れて敗れた。

 阪神・安藤投手コーチは試合後、2点リードの九回に岩崎ではなく、岩貞を起用したことについて「(岩崎は)コンディショニング的に投げられる状態じゃなかった」と説明し、ここまで11試合連続無失点だった岩貞が打たれたことに関しては「ずっといいピッチングをしてくれているから」と責めることはなかった。

 2位のDeNAも敗れて2ゲーム差は変わらず、前半戦の首位ターンは決定したが、延長十回の決勝点には、中野のファンブルと右翼・熊谷の悪送球と2失策が絡んだこともあり、後味の悪さが残る敗戦となった。

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