阪神・村上 憧れから“地元の星”へ “アレ”で島に笑顔の輪を
「読売ジャイアンツ1-8阪神タイガース」(25日、東京ドーム)
“運命の一戦”から135日。プロ未勝利だった若虎が、ローテの柱として敵地のマウンドに舞い戻った。4月12日・巨人戦以来となる東京ドームで、阪神・村上頌樹投手が今季8勝目をつかんだ。
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藤川球児に憧れ、野球選手を夢見た少年は今、誰かに夢を与える存在となった。7勝目を挙げた7月28日・広島戦(甲子園)。地元・南あわじ市で、村上にエールを送ろうとパブリックビューイング(PV)が開催された。
夏休み中の野球少年ら地元住民約400人が参加。両親から開催の旨を伝え聞いた村上は「うれしいです」と笑顔を浮かべた。
自身は小学生時代に淡路島で開催された阪神2軍の野球教室へ参加し、プロ選手を身近に感じた経験がある。“地元の星”として活躍を見せる中、「そういう存在になれているのはうれしい。今の子どもたちも、そうなるように頑張ってほしい」と相乗効果を願う。
PVの主催者はクライマックス・シリーズや日本シリーズでの次回開催を望む。「それがきっかけで野球を好きになってくれたらうれしいですし、野球人口を増やせたら」と右腕。“アレ”への1ピースとして腕を振る姿が、たくさんの笑顔と野球の輪を広げるはずだ。(デイリースポーツ・阪神担当・間宮涼)
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