阪神・近本 粉骨砕身弾!7号ソロで貴重な追加点 「子どもたちに見せられたのが良かった」
「阪神タイガース7-2中日ドラゴンズ」(23日、京セラドーム大阪)
美しいフォロースルーを保ち、天にバットを掲げて、一塁へと歩を進めた。阪神・近本光司外野手(28)が右翼スタンドへ完璧な一発。10日・巨人戦(東京ドーム)以来のアーチとなる、7号ソロで追加点を挙げた。
五回に1点リードし、さらに勝機を高めたかった六回だ。先頭から対峙(たいじ)したのは、21年4月4日に、同じ京セラで先頭打者弾をマークした小笠原。カウント2-0からの直球をとらえた。
「カウント的に有利やったんで、何とか出たいなと。真っすぐをしっかり振りにいこうと。(打った瞬間に確信?)だとみんな思ってると、思います」。高々と舞い上がった打球は、阪神ファンの大歓声に包まれながら着弾。小笠原が投じた107球目をフェンス越えし、KOに追い込んだ。
京セラ今季全勝に貢献した一撃。「子どもたちが結構来てたので、子どもたちに(本塁打を)見せられたのが良かったです」。虎党キッズの夏休みに、最高の思い出を刻めたことに胸を張った。
八回にも2死から四球を選び、ダメ押しの足がかりを作った。「チームが勝てばいいと思ってるので。自分が打たなくても点が入ればいいし、勝てばいい」。4連勝に大きく貢献しても、リードオフマンはクールに次の戦いに備えた。
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