阪神・佐藤輝 先制V撃 虎生え抜き史上最速200打点 ノッてきたぁ~!5戦連続H

 「中日ドラゴンズ2-5阪神タイガース」(3日、バンテリンドーム)

 ノッている若き主砲が、3カード連続勝ち越しを引き寄せた。阪神・佐藤輝明内野手(24)が三回に右前へ先制適時打。五回には中前打で好機を広げ、3得点を演出した。これで自身5試合連続安打&12試合連続出塁。球団生え抜きでは史上最速で通算200打点に到達した。4日からはレギュラーシーズン13連敗中の横浜スタジアムで3位・DeNAと3連戦。この勢いで鬼門も打破してみせる。

 同じようにはやられない。2打席目に入った佐藤輝は、マウンドの仲地に鋭い視線を向けていた。好球必打を心がけ、放った鋭い当たり。「とにかくタイムリーになって良かった」。通算200打点目が決勝打となった。

 0-0の三回2死一、二塁。カウント1-1から仲地の投じた146キロ低めツーシームを迷わず強振。打球は一、二塁間を破り、二走・森下が積極果敢にホームを狙う。

 間一髪のタイミングで滑り込んで、森下が本塁に生還。際どいタイミングだっただけに、立浪監督がリクエストを要求し、リプレー検証が行われたが、判定は覆らず。「翔太(森下)がよく走ってくれました」。新旧ドラ1コンビで、先取点をもぎ取った。

 5試合連続安打&12試合連続出塁だ。初回2死一、三塁のチャンスでは仲地の外角直球に2球連続空振りして三振。右腕の「球が吹き上がる」球質を理解した。「良い球が来ていたので、しっかり振り負けないように」と意識し、次のチャンスではバットで応えた。

 チャンスメークもきっちりと決めた。2点リードの五回無死一塁。1ストライクから仲地が投じた142キロ直球を中前に運び、一、三塁と好機が拡大。この一打を起点に島田→梅野→木浪の4連打が飛び出し、3得点が刻まれた。佐藤輝は今季19度目の複数安打だ。

 通算200打点という数字を報道陣に問われ、「あんまパッとしないですけど」と苦笑いだったが、ルーキーイヤーから主力として戦って来た証しでもある。入団3年目での到達は球団生え抜き選手では史上最速。「どんどん積み上げていけるように」とまだまだ打点を稼いでいく。

 とにかく魚を食すことが大好きな佐藤輝。遠征前から名古屋名物の「うなぎ」を食べることを楽しみにしていたが、試合後に「食べました」と笑顔で明かした。うなぎパワーの効果てきめんか!?

 昨季からレギュラーシーズン13連敗中の横浜に次戦から場所を移す。前回、横浜遠征中の途中に2軍降格と悔しい思いもした佐藤輝。「そろそろ勝ちたい。どんどん打って行きたい」。勢いそのままに、鬼門で大暴れだ。

 ◆阪神最速200打点 佐藤輝がプロ通算200打点。3年目での到達はチーム生え抜き選手で初。田淵、岡田らは4年目だった。

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