【井川慶氏の眼】阪神打線の好調要因は佐藤輝の存在
「阪神タイガース4-2読売ジャイアンツ」(25日、甲子園球場)
阪神・佐藤輝明内野手(24)がチームを1994年以来29年ぶりとなる甲子園での巨人戦6連勝へ導いた。デイリースポーツ評論家・井川慶氏は「クリーンアップでうまく得点できている」と虎打線上昇の要因を分析した。
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阪神は打線として状態が上向いてきているように思える。クリーンアップでうまく得点できていることが要因だと感じるが、その中で大きいのは、5番を打つ佐藤輝選手が打てていることだろう。
この日、4番の大山選手はヒットこそなかったが3四球を選んだ。素晴らしい選球眼があるだけでなく、投手目線で言えば、4番ということで一番警戒する打者であり、際どいコースを攻めるのは当然のこと。だからこそ、相手が大山選手の後ろをいかに抑えるかをポイントとして考える中で、阪神としてはこの日のように佐藤輝選手が打てば、得点が生まれやすくなる。
佐藤輝選手だけでなく、この日はノイジー選手も2安打したわけだが、2人の状態がさらに上がってくると、相手からすれば、大山選手を簡単に歩かせるわけにもいかなくなる。そうなれば、大山選手もゾーンに来たボールを打てる確率が上がり、打線全体としてさらにいい形になっていくのではないか。
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