阪神・佐藤輝に復調気配 ドラ1クリーンアップの5番がG撃マルチ「いいところに飛んだ」

 「阪神タイガース4-2読売ジャイアンツ」(25日、甲子園球場)

 対応が難しいボールでも阪神・佐藤輝明内野手(24)は打てると信じ、迷わず振り切った。「いいところに飛んだんで良かった」。先取点を奪い取った一振り。それも好投手・菅野を打ち砕いてだ。

 「チャンスで初球からしっかり振ることができました。厳しいコースのボールでしたが、対応することができて良かったです」

 初回2死一、二塁。初球、菅野が内角高めに投じた球を強振した。詰まりながらも打球は右翼線に転がり、先制適時二塁打に。“ドラ1クリーンアップ”の5番の活躍に、聖地は大歓声で揺れた。

 2試合連続適時打&4試合連続安打。さらに、大山の逆転2ランが飛び出した直後の六回1死も、大江のスライダーを中前に運んだ。6月17日・ソフトバンク戦(甲子園)以来、今季16度目のマルチ安打。復調の気配が漂っている。

 昨季は2本塁打を放っている菅野との今季初対決。「いいイメージを持って、行くしかない。そろそろしっかり打って勝つことが必要だと思うので」と、試合前から佐藤輝は気合が入っていた。

 脳腫瘍で逝去した元阪神・横田さんの追悼試合で、勝利の流れに欠かせない価値ある一打を放った。「明日も頑張ります」。今の佐藤輝には表情からも自信がみなぎっている。

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