阪神・山本 2軍戦で3安打 1軍昇格へ猛アピール 和田2軍監督「いつ声がかかっても」

 「ウエスタン、広島2-1阪神」(16日、由宇球場)

 俺もいる!と猛アピールだ。阪神・山本泰寛内野手が1軍で勝ち星を挙げている森相手に孤軍奮闘。広角に快音を連発した。

 「最近ヒットが出てなかった中で、昨日(15日)の1打席でいい感じのものがつかめたので、3本出てよかった」

 前日には3戦ぶりの安打となる適時打をマーク。この日は、下半身を使って打つことを意識し、初回は森の高め直球を右前へ運んで二盗も成功。四回はチェンジアップを左前へ、六回はカットボールを中前へ運び、左腕からチームで唯一安打を記録した。

 開幕から好調を維持しながらも今季1軍出場は果たせていない。「結果を残さないと上に上げてもらえない。日々モチベーションを保つのはすごく難しいですけど、野球をどうやったらうまくなるのか、極めていこうと今はやってます」

 前半戦、結果を出し続けた姿に和田2軍監督も「上との兼ね合いがあるけど、守備もバッティングも本当にいつ声がかかってもという準備はできてると思う」と評価した。プロ8年目の今季、1軍昇格へ後半戦もアピールを続けていく。

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