阪神・才木がハマスタ連敗&首位陥落を止める 交流戦防御率0・00「メリハリ」投球誓う
連敗ストップは、若き右腕に託された。25日のDeNA戦(横浜)に先発する阪神・才木浩人投手(24)は24日、同球場でキャッチボールなどで調整した。交流戦では登板した3試合全てを無失点に抑えるなど、現在自身4連勝中。投げ合う相手はサイ・ヤング賞投手のDeNA・バウアーとなるが、自身の投球に集中して勝利を導く。
首位キープの行方は才木に託された。チームが今季初の4連敗で、横浜スタジアムでは12連敗となった中、“メリハリ投球”で劣勢を止める。
「しっかり球数を使って投げる時とか、思い切って大胆に3球勝負で決めに行く時とか、メリハリのあるピッチングができたら」
今回のDeNA3連戦では、23日は3番・佐野の右翼越え二塁打から先制点を与える形となり、24日も上位打線に好機をつくられたことで失点につながった。「打つべき時にちゃんと打つべき人が打っている」と警戒。投球に強弱を付けながら、スコアボードに0を刻んでいく。
交流戦では3試合に登板し、中日・高橋宏と並んでトップタイとなる防御率0・00を記録。2勝0敗でトップタイとなる勝率10割もマークした。パの強力打線でさえも蹴散らした“無傷の男”。5月28日・巨人戦(甲子園)での七回無死からの失点以降、連続無失点は21回2/3となり、虎の先発陣の中で最も勢いに乗っている。
前回の18日・ソフトバンク戦(甲子園)では5回2安打無失点、7奪三振。ただ球数102球を要し「フォームがコントロールできる範囲外のところにあった」と不調を明かしていた。中6日の間で調整し、現在は「全然問題ない」と課題は改善済み。この日もキャッチボールや短ダッシュで調整。万全の状態でマウンドに上がる。
投げ合うのはメジャー通算83勝のサイ・ヤング賞右腕・バウアー。今季はここまで4勝2敗だが、6月は3戦3勝。実力通りの結果が出てきており、投手戦となる可能性もある。「要所で締めるところは締めて、どんどん攻めていけたらいい」と才木。難敵相手でも無失点に抑えれば負けることはない。“ミスターゼロ”が首位陥落を阻止してみせる。
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