阪神・中野 きっちり犠飛で今季甲子園「1」点目 スミ1負けも甲子園の大歓声「力になりました」
「阪神1-3ヤクルト」(7日、甲子園球場)
初回いきなり訪れた無死三塁の絶好機、阪神・中野拓夢内野手(26)がしっかり仕事を成し遂げた。3球連続で小川のボール球を見極めて、ストライクを1球挟んだ後の5球目だ。142キロ直球を中堅へと高々打ち上げた。犠飛となり近本がホームを駆け抜けて先制。虎が誇る1、2番コンビによる電光石火の早業で、今季初めて甲子園のスコアボードに「1」を刻んだ。
「先制点がほしい場面だったので、高めの浮いてくるボールを1発で仕留められたのは良かったと思います」。今季すでにチーム7個目の犠飛。もちろんリーグ最多の数だ。安打が続かなくても、着実に取れる点をもぎ取る岡田野球が聖地初戦でも光った。
昨季は小川相手に15打数7安打、打率・467と打ちまくった中野。今季も早速1打点を稼いだが、ヒットは生まれず、「相性自体はいいと思いますけど、今年は今年、去年は去年、あまり意識はしてなくて。ヒット打てがなかったのは悔しい」と唇をかんだ。
真剣勝負のペナントレースでプロ入り後初めて浴びた甲子園の大歓声。「力になりましたし、後はしっかりと勝つ姿を見せられたら、もっと応援に来てくれる人も増えると思うので、明日以降勝つゲームを見せられるよう頑張ります」。首位攻防第2ラウンドでの巻き返しを誓っていた。
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