阪神・小幡“8番・遊撃”初開幕スタメン内定 岡田監督「小幡で行くってことやから」
「オープン戦、オリックス5-2阪神」(26日、京セラドーム大阪)
高卒5年目の阪神・小幡竜平内野手が初の開幕スタメンに内定した。木浪と一騎打ち状態だったが、4試合連続8番・遊撃で先発起用が続き、岡田監督も「小幡で行くってことやから」と明言。若虎も気合十分だ。
「初めてですし、いろんな緊張もあると思うが、そういうものを感じながらプレーしてきたいと思います」
オープン戦は15試合に出場し、37打数10安打の打率・270。課題だった打撃でも存在感を示した。この日も1点を追う五回先頭で山岡の縦スライダーを中前打としたが、その直後に悔しいミスだ。
2アウト二塁、中野の打席で二塁けん制死。完全に逆をつかれた。さらに、七回無死一、二塁ではバントのサインだったが、捕邪飛となり、進塁させることはできなかった。岡田監督も「けん制も(ミスが)あって、せっかくバントできるチャンスやったのに」と残念がる姿があった。
ただ、指揮官は22歳の遊撃手に懸ける期待は大きい。このチャンスをモノにするしかない。小幡も燃えている。「やっぱりまずは1年間1軍の戦力として戦い抜くこと。まだそれができていないので、経験をして(1年間)やり抜きたいと思います」。正遊撃手としての道を開けるかは自分次第。小幡の挑戦はまだ始まったばかりだ。