阪神・中野 合流即“大谷流”猛ゲキ 試合前の円陣で「ネガティブになるのやめましょう」

 WBC優勝メンバーの中野
 ペッパーミルポーズで記念写真におさまる(左から)植田、佐藤輝、中野、板山、渡辺、小幡
 
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 「オープン戦、阪神7-0オリックス」(25日、京セラドーム大阪)

 WBCで野球日本代表「侍ジャパン」の一員として優勝に貢献した阪神・中野拓夢内野手(26)と湯浅京己投手(23)が25日、京セラドームでの試合前練習に合流した。試合前のセレモニーでは花束を受け取り、ファンからも拍手を浴びていた。中野は26日のオリックス戦(京セラ)に出場する方向で、湯浅は28日からの2軍での3連戦中に調整登板し、問題なければ開幕に向かう形となりそうだ。

 世界一の侍が虎に帰ってきた。チームに合流した中野は「安心感というか『帰ってきたな』という気持ちになりました」と懐かしむように笑った。

 WBCでは10打数3安打4四球の数字を残し、世界一奪還に貢献。源田の負傷もあって「ここまで打席に立つとは思っていなかったが、自分の役割はできたと思っている」と胸を張り、「欲を言えば、もう少し盗塁をしたかったなという気持ちはある」と向上心をむき出しにした。

 日常に戻り、“アレ”を目指す戦いが始まる。今季は二塁を守るが、不在の間に定位置を争う渡辺諒がアピールを続けている。中野は「そこの結果もすごく気になっていた」と率直な思いを明かし、「自分自身、まだレギュラーでもないと思っている。危機感を感じながらやっていかないといけない。いい刺激になっている」と表情を引き締めた。

 試合前のシートノックに参加するなど、さっそく汗を流し「体も普通に動いていた。次出る時に向けて準備したい」と試合出場に意欲。岡田監督は「明日、出る言うとったしな」と起用を示唆。26日・オリックス戦(京セラ)が凱旋試合となりそうだ。

 試合前の円陣では声出しを担当。大谷の「憧れるのはやめましょう」という名言を引き合いに「ネガティブになるのをやめましょう」と連敗中だったチームを鼓舞した。たくましさを増した虎戦士が“アレ”へのラスト・ピースとなる。

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