阪神・ドラ1森下 大谷の打撃盗む 日本人最高級“教材”「目標にするべき選手」

 生ける伝説から進化の糧を得る。6日・日本代表「侍ジャパン」との強化試合(京セラ)への出場が濃厚な阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が2日、日本代表に選出されている大谷翔平投手(28)=エンゼルス=の打撃見学を心待ちにした。自身も憧れを抱く大リーグで活躍するスーパースターから一流の極意を見て学ぶ。

 日本人最強選手が醸し出す雰囲気、しぐさ、立ち姿。森下にとって大谷の一挙手一投足を目にすることが、かけがえのない財産となる。ルーキーイヤーに偶然その機会が訪れたのも、今年の虎のドラ1が持つ強運が成せる業か-。最高級の“教材”との対面を控え、胸の高鳴りは収まらなかった。

 「本当に目標にするべき選手の1人でもある。(大谷を見るのは)楽しみです」。大谷は6日の侍ジャパン強化試合・阪神戦(京セラ)から試合出場が可能に。打席に立つ可能性もある中、「時間を割いてでも見たいですね」と試合前練習でのフリー打撃の見学を心待ちにした。

 父・善文さんが大リーグ好きだった影響で、幼少期から米国野球のとりこになった森下。「自分も小さい時からメジャーに行きたいと思っていた。そこで日本人として第一線で戦っている方なのですごい尊敬している」と今は大谷を雲の上の存在としてリスペクトする。打撃フォームのメカニクス的な部分で参考にしている部分はないが、「そういう人を生で見られるのはすごい楽しみ」と声を弾ませた。

 自身も試合への出場が濃厚であり、侍ジャパンの先発はオリックス・山本の予定。現状の実力を推し量るには、申し分ない相手だ。ここまで実戦8試合に出場して24打席に立つも、プロの配球の特徴をイマイチつかみきれず。「もっともっと(打席に)立たないといけない」と場数を欲する。

 4、5日のオープン戦・オリックス戦(甲子園)では山岡、田嶋が登板予定で、一流投手との連戦が待ち受けている。「得られるものは大きいと思う。打てなくても打席に立ってどういう感覚を自分の中でつかめるのか見ていきたい」。3日間の“ボーナスタイム”で上質な経験値を得る。

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