阪神・湯浅 あるぞ開幕守護神 6日・侍での投球に岡田監督「安心したよ、はっきり言うて」

 オリックスに勝利し、岡田監督(左端)は登板した富田(左から2人目)らとタッチする(撮影・山口登)
 力投する湯浅=6日
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 「オープン戦、オリックス1-5阪神」(9日、京セラドーム大阪)

 WBC日本代表の阪神・湯浅京己投手(23)が開幕から抑えを任される可能性が9日、浮上した。湯浅に代わる守護神が不透明という中、ブルペンデーとして7投手が登板。代役守護神の候補であるK・ケラーや浜地、岩崎はいずれも1回無失点とさすがの投球を見せた。一方、6日・日本代表戦(京セラ)で右腕の投球を見た岡田彰布監督(65)は「日本のボールに戻っても、ある程度いける」と言及。代役を立てずにシーズンへ臨むこともあり得る状況となった。

 代役守護神の問題は意外な形で終結するかもしれない。抑え候補を問われた岡田監督は「まだちょっと分からん」と返答したものの、6日・日本代表戦で、侍ジャパンの一員として1回を三者凡退に抑えた湯浅について言及した。

 「あのボール(WBC公式球)に慣れているということは、日本のボールに戻っても、ある程度いける。ええピッチングしたから安心したよ、はっきり言うて」

 これまで指揮官は、WBC公式球を投げていた影響を考慮して湯浅の開幕不在を想定。当初は春季キャンプ中に決定する方針のもと、ビーズリーやK・ケラーを代役候補に挙げていた。だが、ビーズリーが右足コンディショニング不良で離脱。K・ケラーも決定打を欠く中、「日本人で十分いける」と浜地にもクローザーの可能性が浮上するなど不透明な状況が続いていた。湯浅が開幕に間に合うとなれば、問題は一気に解決することとなる。

 そんな中、この日は代役候補がそろって登板した。K・ケラー、浜地や、昨季28セーブを挙げるなど抑えも担った岩崎はいずれも1回無失点。指揮官は「もうちょっとビシッといってほしかった部分はある」と注文しつつ、「今年戦力として、こっちが見極めている中では順調に来てるピッチャーはいてるから」とうなずいた。

 昨季防御率2・39を誇った救援陣は、今年も層が厚い。「あとは何枚新しい戦力として入ってくるかやからなあ。これからね、ローテーションピッチャーが4回とか5回とか投げていって、その後の状況で、順番じゃなしにな」と将。14日のオープン戦・DeNA戦(横浜)から7戦続く関東遠征からは、よりシーズンに近い起用を行っていく方針だ。開幕まで3週間。岡田阪神を支える“方程式”を確立していく。

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