「オープン戦、阪神２－４オリックス」（４日、甲子園球場）

　阪神の２３年甲子園での“開幕戦”は黒星に終わった。

　阪神は初回、２死一塁から４番・大山に待望の対外試合初安打が生まれた。オリックス先発・山岡の変化球を左前に運んだ。佐藤輝が四球で続き、２死満塁から６番・右翼で先発起用された板山が左前に先制の２点適時打を放った。

　注目のドラフト１位・森下（中大）は五回に四球で出たミエセスの代走で途中出場。佐藤輝の５球目にスタートを切り、“プロ初盗塁“を決めた。七回の打席では山下の１５６キロの直球に二ゴロに倒れた。

　初の開幕投手を狙う先発の青柳は、今季２度目の実戦登板に臨み、３回３安打２失点。２－０の二回、来田に右中間三塁打を浴びるなど同点に追い付かれた。

　２番手には岩崎が今季初の実戦登板を果たした。２－２の四回からマウンドに上がり、先頭のゴンザレスを１４１キロの直球で見逃し三振に仕留めるなど、１回無安打無失点。「こんな感じかなと思います」と涼しい顔で振り返った。４番手に登板した開幕投手候補の伊藤将は２失点と誤算の投球だった。