【藤田平氏の眼】1軍戦力として面白い存在 大竹&ドラ6富田の阪神新戦力左腕コンビ

 「オープン戦、ヤクルト2-5阪神」(25日、ANA BALL PARK浦添)

 阪神がオープン戦初戦となるヤクルト戦(浦添)に快勝。デイリースポーツ評論家・藤田平氏(74)氏は、先発した大竹耕太郎投手(27)と2番手で2回無失点のドラフト6位・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=の新戦力左腕コンビについて「おもしろい」と高く評価した

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 新戦力の大竹と新人・富田の左腕コンビがおもしろい。まず開幕ローテを争う大竹については、岡田監督もシーズンへ向けて『よし、いける』という感触をつかめた内容だったのではないか。

 何といってもリズムが小気味よい。テンポよく投球するから野手は守りやすい。ボールのキレも良く、ソフトバンクでは2019年に先発で5勝した経験もある。セ・リーグの他球団は彼の情報が十分ではないことも利点だ。

 2番手で登板した富田はコントロールが良く四球を出さないタイプといえる。四球が命取りになりかねないリリーフでなら1軍戦力になり得る。

 春季キャンプ中に富田は2軍から1軍へ昇格。そしてこの日の登板で開幕1軍への第一関門を突破したと言っていい。これからのオープン戦ではプロの打者との対戦経験を重ねていくことが大事。開幕まで多くの収穫と課題を得ることがシーズン通した活躍へのカギとなる。

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