藤川球児氏「自信満々やったかもしれない」球宴での予告ストレート勝負の心境とは

 藤川の前に空振り三振に倒れるカブレラ=2006年7月
 カブレラに対して直球勝負を予告する藤川=2006年7月
 カブレラに直球を予告する藤川=2006年7月
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 阪神のスペシャルアシスタント(SA)を務める藤川球児氏(40)が6日、テレビ東京系で放送された「野球を観て笑顔になろう!プロ野球!クセ強ベストナイン」に出演。今でも語り草となっている球宴での「全球予告ストレート」の裏側を明かした。

 2006年の球宴第1戦。九回のマウンドに上がった藤川氏は、ストレートの握りで白球を持った右拳を西武・カブレラ(当時)に向かって見せつけた。結果は1ボールから3球連続で空振りを奪っての三振。番組でVTRを見た藤川氏は「自信満々やったかもしれない」と当時の心境を振り返った。

 前年の05年にセットアッパーとしてブレークして優勝に貢献。06年は63試合に登板して防御率0・68と神がかり的な成績を残している。この頃の“火の玉ストレート”について同氏は「投げても当たらないやろなというイメージはありました。結果は別としてですけど」と絶対の自信を持って投げ込んでいたことも明かした。

 一般的な投手と比べて同氏のストレートは回転数が多く、その強烈なバックスピンが浮き上がるような軌道につながったとされる。これについては「(回転数は)上げられない。たまたま手に入れられた」とした。

 続けて「(清原氏の発言でストレートを)投げなきゃいけなくなって、投げてるうちに“イケる”んだって。とんでもない自信になった」と清原氏の“チ×ポコついとんのか!発言”への感謝を改めて語った。

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