阪神・中野“赤星塾”で極意吸収 技術もメンタル面も「全て聞いていけたら」
「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)
虎のレッドスターから極意を学ぶ。WBC日本代表に選出されている阪神・中野拓夢内野手(26)が、春季キャンプで臨時コーチを務める赤星憲広氏(46)への弟子入りを志願。盗塁技術向上へ、大先輩を質問攻めにする。
「まずは、投手のどういうところを見ているのかということと、スタートの切り方だったり。スライディングの強さもそうですし、その辺は全て聞いていけたらいい」
持てる武器にさらなる磨きをかける。2年目の昨季は135試合に出場し、23盗塁をマーク。「もっと走っていかないといけないと感じている」と、俊足を生かし、何度も好機を広げてきたが、まだまだ物足りない。
赤星氏がキャンプに参加するのは4、5日の2日間のみの予定。限られた時間で1つでも多くのことを吸収する。赤星氏は入団1年目の2001年からセ・リーグ記録となる5年連続盗塁王を獲得。03年からは3年連続で60盗塁以上を記録し、優勝にも貢献した。
技術だけでなく、メンタル面にも興味津々だ。警戒される中でも、求められる結果。「消極的になってしまったところがあったので、そういう時の気持ちの持ちようをしっかり聞いていければいいかなと思います」と中野。心技で成長し、勝利のためにグラウンドを駆け抜ける。