井川氏×糸井氏対談 阪神・佐藤輝は「爆発の3年目(笑)」糸井氏「期待しています」井川氏
デイリースポーツ評論家に就任した井川慶氏(43)、糸井嘉男氏(41)の特別対談が実現。3年目のさらなる飛躍を目指す佐藤輝への期待を語った。
◇ ◇
-糸井さんは12月に佐藤輝とトレーニングを行った。
糸井「1日だけですよ(笑)」
-秋季キャンプでは岡田監督から厳しい発言もあったが、彼の姿勢はどう映ったか。
糸井「いやいや、基本、サボりではないですよ。僕もよくテレビとかで『練習せえ』と言ってたら、アイツ、僕に言ってきたんですよ。『糸井さん、僕サボりキャラになってますよ』って(笑)。でもね、アイツはめっちゃ考えて(練習を)やってますから」
-3年目への期待。
糸井「彼のポテンシャルからしたら、この1、2年はまだ出せてないですね。(一昨年は)ルーキーというのもあったし、ある程度はやってるんですけど、もっともっと高みを目指してほしい。(打率)3割前後、(本塁打)30本は絶対にクリアできる選手だと思います」
-サードで固定されることになりそうだ。
糸井「『サード・佐藤』というのをね、ずっとアイツもサードへのこだわりは強いと思うので。やると思います。やってほしいです。『爆発の3年目』で(笑)」
-井川さんには佐藤輝はどう映っていた?
井川「騒がれて入ってきてあの結果を出せたので、自分はすごいなと思いましたね。2年目もある程度ケガなく、ある程度の数字を出せたので、本当に十分かなというぐらいですね。あと、なんかわからないですけど、バッターってどんどん、どんどん打てるようになるんですよね。福留さんも最初は変化球を全く打てなくて。真っすぐは打てたんですけど。だから変化球を投げておけば、まあまあ打ち取れる可能性が高いかなと思って投げていたのに、どんどんどんどん、やっぱり打てるようになって」
糸井「経験とか打席の場数というのは、絶対にあると思いますね」
井川「あると思う。(球も)見られるし、慣れてくるのもあると思うので。だから3年目はすごく期待していますよ」
-ボールへコンタクトする最適なポイントをつかむのも経験が大事になってくる。
糸井「それもありますし、ピッチャーの(ボールの)軌道もある程度頭に入ってきますから。慣れっていうのは野手に必要ですよね」
-岡田監督はもっと前でさばくべきという話をしていた。
糸井「ちょっと去年は、タイミングを取るのが遅いかなとは感じていましたね。それはやっぱり1年目の59打席連続ノーヒットとか、173三振とか、そういうのを周りから言われるから、タイガースは(笑)。そりゃ、嫌でも(今のやり方は)違うんかなとかなりますよね。それを改善はできてるんですけど、やっぱりちょっと長打が(減って)。2年目も20発打ちましたけど、(本拠地が)甲子園で20発はすごいんですけど、もっといけると思いますしね」
井川「バッターって引きつけた方がいい?それとも前でさばいた方がいい?全然わからないんだけど。よく、引きつけて打った方がいいという人もいたりするけど…」
糸井「引きつけたら、三振は減りますけど長打が打てないですね。やっぱりみんな(球種を)張りますね、ホームランバッターは。ギータ(ソフトバンク・柳田)も張ってますね」
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