阪神・才木 JARTAトレ導入 中6日でのシーズン完走へ新分野「吸収します」
阪神・才木浩人投手(24)が19日から東京都内で約1週間、西武・本田圭佑投手(29)とともに「JARTAトレーニング」を行うことが16日、分かった。投球フォームの再現性を高めるために、身体操作能力の向上を目的とした同トレーニングを学習。右肘トミージョン手術から2年以上が経過する来季、フル回転の活躍を果たすため新たな知識を吸収する。
東京で弱点克服の鍵を手にし、才木はさらなる高みに足を踏み入れる。今オフに追求するのは、身体操作能力の向上。頭でイメージした動きを体で忠実に表現できるよう、今まで取り入れたことのない新しい分野に着目した。
「思い通りに体を動かせるっていうのが目的でJARTAが良さそうだと思った」。東京で西武・本田とともに学ぶ「JARTAトレーニング」は、身体操作能力の向上を目的としたトレーニング理論。自らSNSで見つけ出し、内容を理解して取り入れることを決めたという。
今季は2020年11月に受けた右肘トミージョン手術から復活を果たし、主に先発で9試合に登板して4勝1敗、防御率1・53。手術明けであることを考慮され、中9日以上で先発ローテーションを回った。登板を重ねていく中で実感したのが、投球フォームのズレ。「無駄な動きが増えていった」と今季終盤はフォーム修正が困難な状況となっていた。
術後から2年以上経過する来季は、中6日でのシーズン完走が目標。今季より2倍以上の登板数をこなすべく、正確にフォーム修正を行うための身体操作能力の習得が不可欠となる。「思い通りに体をコントロールできるように吸収します」。約1週間、貪欲に学び続け、来季の飛躍につなげてみせる。
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