阪神・ドラ6富田 背番号50継承!青柳ロード歩む 下位から成り上がって「出世番号」に
阪神は12日、大阪市内のホテルで新人選手入団発表を行った。同時に7選手の背番号も発表され、ドラフト6位・富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=は今季まで青柳がつけていた背番号50を継承することが決定。ドラフト5位からエースと呼ばれるまで成長した先輩に続き、下位指名からの“出世”を誓った。
ワクワクが止まらない!ついにかなえたプロ入りの夢。真新しいタテジマのユニホームに袖を通した自身の姿を見た瞬間、富田は胸の高鳴りを抑えられなかった。
「ユニホームを着て、鏡を見て、最初にしたことがシャドー(ピッチング)なので(笑)。採寸の時に、かっこいいなーと思いながらやっちゃいました」
与えられた数字が喜びを倍増させた。背番号「50」。偉大な先輩・青柳が今季まで背負ってきた番号だ。「もう速攻で『青柳さんじゃん』って思って、すごい番号だと思ったので、素直にうれしかったですね」と喜んだ。
さらに「50番が思ってるより似合ってましたし、タテジマも似合っていたので、今後はこれを一生着続けたいと思いました」とすでに愛着も湧いている。
うれしさだけではない。青柳が入団から7年間背負ってきた番号だけに責任感も大きい。「その番号を自分が背負っていくんだという気持ちで練習や試合に臨んでいきたい」と真剣な表情で語った。
“境遇”もその思いを強くさせている。青柳はドラフト5位ながら、今季は投手3冠、ベストナインに選ばれるなどチームのエースとなった。三菱自動車岡崎の先輩・中野も富田と同じドラフト6位で入団し、盗塁王、ベストナインを獲得した。プロに入れば順位は関係ない。「今後はこの番号が出世番号だったと言われるように、これから活躍できるように頑張りたいと思います」と2人の背中を追って、成り上がっていく意気込みだ。
目標としている伊藤将のように「1年目から10勝」を目指し、新人王獲得も狙う。青柳の思いを受け継ぎ、めざましい活躍を見せ、背番号「50」を出世番号にしてみせる。
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