阪神・西純 常時154キロ目指す オフは西勇から独り立ち 高校時代のトレーナーの下へ
阪神・西純矢投手(21)が28日、12月は広島で単独自主トレを行い、決意の独り立ちをすると明かした。1月に自主トレを共にした西勇からの言葉もあって決断。1試合の平均球速を自己最速の154キロに近づけるため、高校時代から師事しているトレーナーの下で体の使い方を学び、上半身の筋肉量増加を狙う。
生まれ故郷に帰り、一人で修業を重ねていく。心地よい快晴の下、西純は鳴尾浜でランニングやウエートトレーニングなどで体を動かした。オフは「広島に帰ります」と笑顔。12月は単独トレで己を磨くプランを語った。
「体の使い方を良くしていきたいので、体のこととかも勉強していかないといけない。引き出しを増やせたらいい。12月2日から高校のコーチの同級生で、トレーナーの絹谷さんに見てもらいます」
『INFINITY PERFORMANCE GYM』の代表である絹谷真人氏には創志学園時にお世話になっており、体の使い方に加え、上半身の筋肉量を増やすのが目的。パフォーマンスの向上を目指す上で、1試合の平均球速アップを狙う。
「目標は平均球速を上げていくところで、少し高いところで維持できるようにしたい。今年は速くて151キロくらい。常時154とかになってきたら、マックスも良い感じで上がってくると思うので」
独り立ちを決めた理由は、1月に自主トレを共にした西勇からの言葉が大きい。日頃から自立する大切さを説かれており、「来年は(自主トレ)一緒にやらないよ」とも伝えられたそう。西純も「他の選手となれ合っててもしょうがないと思うので」と決意した。
高卒3年目の今季は14試合で6勝3敗、防御率2・68。ただ「10勝を目指していたので」と慢心はない。1月は他球団投手との自主トレを組む可能性もあるが、12月は自分のやるべきことに集中する。
「自分でやるというのが一番だと思う。いろんな勉強をして、12、1月にしかできないことをやっていきたい」。来季、先発ローテの中心として奮闘するため、戦う土台を形成する。
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