湯浅 アツアツ侍初星!わずか10球3人斬りで逆転呼んだ 本大会メンバー入りへ「頑張りたい」

 「侍ジャパン強化試合、日本8-4巨人」(6日、東京ドーム)

 堂々のマウンドさばきで上々の侍デビューを飾った。2点ビハインドの七回に3番手で湯浅が登板し、1イニングを打者3人で料理。チームに流れを呼び込み、直後の攻撃で逆転に成功。代表初登板で勝利投手になった右腕は「アツアツです!」といつもの決めゼリフで素直に喜んだ。

 先頭の保科はフォークを引っかけさせて二ゴロ。続く北村は高めの149キロ直球で空振り三振。増田陸は初球のフォークで三ゴロに打ち取った。わずか10球。実戦は10月10日、CSファーストS・DeNA戦以来だったが、全く危なげなく仕事を果たした。

 「久しぶりの試合ということもあって緊張しましたけど、アツアツなピッチングができた」と納得顔。一方で最速150キロをマークした国際球の感触については「まだ納得いくボールが少ない。次の試合ではもっといい感覚で投げられるように頑張りたい」と課題も口にした。

 5日の強化試合・日本ハム戦を圧巻の3人斬りで締めた同学年の大勢に刺激をもらった。「すごくいいピッチングをしていましたし、自分も負けられないと思っていた」。試合前には国際仕様の球とロジンの感覚についての助言も受け、同じ三者凡退の代表デビューにつなげた。

 初登板でアピールに成功し、改めて本大会でのメンバー入りへの思いを強くした。「残りの試合も自分の力を出して、勝ち取れるように、負けないように頑張りたい」。アツアツな投球で侍セットアッパーの座を手中にする。

 ◆阪神投手の日本代表での白星 日本代表に選出された阪神投手が強化試合や壮行試合で白星を挙げたのは2013年2月23日のWBC壮行試合・オーストラリア戦(京セラドーム)で能見篤史が勝利投手。0-2で迎えた六回から3番手で登板し3回無失点。八回に日本代表が逆転して白星をつかんだ。

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