阪神・才木 脱力フォーム習得で来季は中6日 「投げるつもりでいる」
来年はフル回転や!阪神・才木浩人投手(23)が27日、今秋は脱力フォームの習得に取り組むことを明かした。
今季は9試合に登板して4勝1敗、防御率1・53。20年11月に受けたトミー・ジョン手術から復帰を果たし、「第一に肩肘に違和感なく終えてる点は、すごく良かった」と充実の1年を振り返る。
思い切り腕を振れるようになったからこそ、課題という名の収穫もたっぷりだ。「イニングが長くなったり、球数が100球近くなったりすると、球速が落ちるのもありますし。変化球がずっと課題」と右腕。8月11日・DeNA戦で投じた6回2/3を95球が最長イニング&最多の球数と壁が立ちはだかった。
克服に向けて「テイクバックと、両方の股関節の使い方を一番変えたい」とフォーム修正に着手。「力が入りすぎる部分があるので、どれだけリラックスした状態で腕を振る過程に持ってこられるかが大事」と理想形を追い求める。11月の秋季キャンプではキャッチボールやブルペン投球などで体に染みこませていくつもりだ。
今季は術後の影響を考慮されて中10日を明けての登板だったが、「来年は中6日で投げるつもりでいる」と闘志。来季のローテ入りを狙い、涙の復活を遂げた男が、次のステージへと歩みを進める。
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