阪神・湯浅 激闘締め 九回1死満塁ピンチ併殺斬り「まだまだ矢野さんと野球がしたい」
「セCSファーストS第3戦、DeNA2-3阪神」(10日、横浜スタジアム)
転送された白球がファーストミットに収まった瞬間、阪神・湯浅の笑顔がマウンドではじけた。駆け寄る仲間と抱擁を交わし、喜びを分かち合う。虎が誇る若きリリーバーが、また大舞台で爪痕を残した。
「本当に楽しみながらバッターに向かっていくだけでした」。1点リードの九回1死満塁と一打サヨナラのピンチ。絶体絶命の場面でも湯浅に緊張の色はなかった。しっかり腕を振り、自分のボールを投げる-。代打・藤田を152キロ直球で二ゴロ併殺に仕留め、激闘を締めくくった。
「楽しめ」-。直前にマウンドに声をかけに来た矢野監督から、背中を押すゲキを送られた。「まだまだ矢野さんと野球がしたい」と気合を入れ直し、信頼に応えた。これまでも指揮官の言葉に励まされ、壁を乗り越えてきた。
7月1日・中日戦。同点の八回にA・マルティネスに勝ち越し2ランを浴び、プロ初被弾を許した。試合後のミーティング。矢野監督からは「勝負に向かっていったんやろ?全然ええから、どんどん向かっていけばええから」と声をかけられた。思わず涙をこぼし、悔しさを糧とした。翌日にA・マルティネスを空振り三振に斬り、リベンジに成功した。
この日は1点リードの八回2死二塁から登板し、一打同点の場面で佐野を一ゴロ。8日の第1戦でも回またぎをクリアしてプロ初セーブをマークしており、再び回またぎで守護神の大役を果たした。
試合後のヒーローインタビューでは、「神宮でヤクルトを倒すので、アツアツな応援よろしくお願いします」と宣言。23歳右腕が下克上日本一の立役者となる。
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