阪神・伊藤将は六回途中、村上に申告敬遠後に降板 2年連続2桁勝利は厳しい状況に

 6回、同点となり肩を落とす伊藤将(撮影・堀内翔)
 7回、奥村の打球で伊藤将は必死に一塁へ送球も間に合わず(撮影・金田祐二)
 8回、ベンチから試合を見つめる矢野監督(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト-阪神」(28日、神宮球場)

 阪神先発の伊藤将は六回途中で無念の降板となった。前回21日の登板では、自己最短となる二回途中4失点で降板したが、この日は序盤から危なげない投球で、三回まではパーフェクトピッチングを続けた。

 しかし先頭の松本友に安打を許した六回、2死三塁から奥村のボテボテの投前ゴロが内野安打となり、同点とされた。捕球後に一塁にも悪送球し、奥村も二塁に進んだ。

 このピンチで打席に村上を迎えたが、阪神ベンチは申告敬遠を選択。場内にブーイングが起こる中、伊藤将は一、二塁となったところで交代を告げられた。2番手の浜地はオスナを右飛に抑え、追加点を許さなかった。

 これが今季ラスト先発となった伊藤将は10勝目ならず。ルーキーイヤーからの2年連続2桁勝利は厳しい状況となった。

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