阪神・梅野「しびれる試合」Gキラー弾!今季本塁打全て巨人戦 バットでも伊藤将助けた

 「巨人1-2阪神」(3日、東京ドーム)

 豪快なフォロースルーがスタンドインを確信させる。手応えを両手に残し、阪神・梅野隆太郎捕手(31)は打球の行方を見つめた。「本当にしびれる試合でした」。女房役がバットでもアシストする3号ソロ。攻守で躍動し、連勝を呼び込んだ。

 これが本来の打撃だ。1点リードの五回、1死走者なしの場面。戸郷の浮いた初球を見事に捉えた。「今取り組んでいる、しっかりコンタクトをするっていうところで」とミートの意識を徹底。左翼席へ軽々と持っていった。

 今季は巨人相手に手痛い一発を食らわせている。1号は4月3日の巨人戦、2号は7月14日の同戦と、本塁打は全てG戦。打った相手はビエイラ、シューメーカー、戸郷と、右の速球派を餌食としている。

 勝ちたい、いや勝たせてやりたい一心だった。「もう本当に将司(伊藤)が頑張ってくれているので、少しでも楽に投げさせてあげたいと思っていました」。抜群の投球を続ける左腕に報いる。その思いは誰よりも強かった。

 息詰まる接戦を見事に制し「こういうゲームを取れたのは大きい」と胸をなで下ろした。7連勝で8勝目を挙げた伊藤将を「相手も早い攻撃、早い仕掛けをしてくる部分があった。1球目から勝負球になるだろうなと」と丁寧な配球で勝利に導いた。

 矢野監督は「ロドリゲスのところでホームランを警戒して、打ち取った次の初球。エアポケットじゃないけど、相手にとってはがくっとくるような1点になったと思う」と貴重な一発を称賛。“戸郷撃ち”の梅野は「スタンドまで運べたのは自信になる」とうなずいた。逆転Vロードはまだ序章。目の前の1試合に全力を尽くし、白星を重ねていく。

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