阪神・近本 26戦連続安打 球団歴代3位!大豊に並んだ
「DeNA6-5阪神」(30日、横浜スタジアム)
打ち出の小づちが止まらない。敵地で屈辱の3タテを食らった中、阪神・近本が継続中の連続試合安打を「26」まで伸ばした。「25」で並んでいたバースを抜き、大豊泰昭が99年にマークした球団歴代3位の記録に並んだ。
4点を追う三回2死の第2打席。左腕・東が投じたスライダーを鋭い打球で中前にはじき返した。「あまり意識したくない」と常々、個人の数字には無関心を貫いている近本だが、記録を把握しているハマスタの虎党からは大きな歓声が沸き上がった。
連続試合安打は1カ月以上前の5月28日・ロッテ戦(ゾゾ)が起点となっている。2割6分台だった打率は・298まで上げてきた。6月23試合の月間打率は・367と絶好調を維持しているが、チームの勝利と直結していない現状がもどかしい。
1番だった打順は1日・西武戦(甲子園)から3番に定着。中野、島田が前にいて、佐藤輝、大山が後ろに控える位置に「前の2人が打てなかったら、僕がどうにかして前の2人の役割をしますし、前の2人が打ったら僕がつなぐ、かえす役割をしないといけない」と臨機応変を心掛ける。「責任のある、チームの勝敗を握っているというのはすごく楽しいなとは思います」と充実感を胸に抱きながら日々の試合に臨んでいる。
連続試合安打はマートンの球団記録「30」、桧山進次郎の球団日本選手最長「28」を視界に捉えただけではない。王貞治を抜き、NPB歴代16位タイに浮上。今の近本の勢いなら高橋慶彦のNPB記録「33」の更新も十分狙える。まずは連敗脱出だ。令和の安打製造機はチームの勝利につながる一打で、球団と球界の歴史にその名を刻む。
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