阪神・佐藤輝で球宴までに借金「6」完済や 苦手甲子園で「打って勝ちたい」

 プロ野球は17日、セ・パ両リーグでの戦いが再開される。阪神・佐藤輝明内野手(23)は16日、甲子園での全体練習に参加し「甲子園で打って勝ちたい」と力強く決意を口にした。今季、甲子園での打率は・219と苦戦するが、前半戦残り33試合中、18試合が聖地での開催。17日・DeNA戦(甲子園)で“ノーヒッター”今永撃ちから軌道に乗り、球宴までに借金6の完済を目指す。

 リーグ戦再開前日。佐藤輝は打撃練習で柵越えこそなかったが、力みのないスイングで広角に鋭いライナーを飛ばした。調整後「いい感じで行きます!!」と手応えも語り、戦闘態勢はバッチリの様子。今季、自身が苦戦する甲子園での大爆発を約束した。

 「(聖地で)頑張って打って勝ちたい!!」

 甲子園での今季成績は・219(105打数23安打)、3本塁打、10打点。本塁打も4月15日に巨人・菅野から放って以降、遠ざかっているだけに「早く打ちたい」と本音を漏らす。簡単に比較はできないが最も好成績の横浜では打率・500、3本塁打、4打点。チームのカギを握る4番なだけに、本拠地での活躍が必須だ。

 球宴までの残り33試合中、18試合が甲子園での開催。井上ヘッドはナインに「地の利を生かして」と強調。借金を最多の「16」から「6」へ減らし、順位も最下位から4位へ浮上。貯金生活も夢ではないだけに「もう一歩まで来ているという前に借金を返さないと。球宴までの33試合でやっぱり来たで、来たでというのを見せましょう」と力を込めた。

 佐藤輝も思いは同じだ。「上を狙っていく立場なのでどんどん攻めて、チームでやっていきたい」。借金完済へ、まずはスタートダッシュを決めたい。17日の再開初戦で立ちはだかるのは、7日の日本ハム戦で無安打無得点試合を達成した強敵・今永だ。

 昨季、左腕から右翼線に二塁打を放っているが、対戦成績は3打数1安打、2三振と抑え込まれた。対策として掲げたのは、好球必打。「いい球を投げてくると思う。より一発で仕留められることが重要なんじゃないかな」。甘い球が来たら逃さない。打席の中で極限まで集中力を高め、一振りで捉える。

 今季、DeNA戦は27打数11安打の打率・407、4本塁打、6打点で「データは悪いことはない。しっかり打っていけるように」。12日・オリックスとの交流戦最終戦を本塁打で締めた佐藤輝が、甲子園で有言実行の大暴れを見せる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス