阪神・ケラー希望の3K “別人”になって帰ってきた!1回0封 習得フォークも冴えた
「ソフトバンク4-0阪神」(9日、ペイペイドーム)
悪夢から約2カ月半。別人のような姿で帰ってきた。阪神のカイル・ケラー投手(29)が昇格後初登板し、3奪三振を含む1回無失点。「取り組んできたことを、しっかり出すことができたと思うね」と胸をなで下ろした。
0-4の八回にマウンドへ。まずは先頭・グラシアルを、この日の最速154キロ直球で空振り三振に斬った。続く川瀬は宝刀カーブとフォークで追い込み、153キロ直球で連続三振に。三森には一塁内野安打を許したものの、最後は甲斐を3球連続の直球で空振り三振に仕留めた。
スアレスに代わる抑え候補として来日。開幕守護神を任されたが、開幕戦の3月25日・ヤクルト戦(京セラ)では1回3失点で逆転を許して敗戦投手に。同29日・広島戦(マツダ)でもセーブ機会に失敗した。わずか2試合の登板で同31日に出場選手登録を抹消された。
その2試合での直球の平均球速は147キロだったが、この日は全て149キロ超え。加えて、湯浅からコツを教わるなど2軍調整中に習得を試みていたフォークの切れ味も抜群だった。矢野監督も「メッセンジャーも落ちるボールを覚えたらどうだっていうところから変われた」とかつてのエースを引き合いに出し、評価した。
「また今日のような投球ができるように頑張るよ」とケラー。本領発揮し、自身もチームも逆襲を狙う。
野球スコア速報
関連ニュース



