阪神・ウィルカーソン 3戦負けなしで巨人キラー襲名 「タイガースファン、スキヤネン」

 「阪神2-1巨人」(21日、甲子園球場)

 ウィルカーソン、好きやねん!来日初めて中5日のマウンドに上がった阪神のアーロン・ウィルカーソン投手(32)が、同最長7回を3安打無失点で3勝目をゲット。お立ち台では「タイガースファン、スキヤネン」と満員の虎党と喜びを分かち合った。

 「全球種しっかり制球することができた。バッターのタイミングを外して弱いゴロを打たせたり、空振りが取れたり、全球種を交ぜながら投げたことで直球も生きてきたんじゃないかなと思います」

 宿敵だって好きやねん!球威のある直球を軸にスライダーやチェンジアップなどを丁寧に投げ分け、巨人打線に二塁すら踏ませず。2-0の七回には先頭・吉川尚に中前打を許したものの、4番・岡本和を外角低めスライダーで二ゴロ併殺打に打ち取った。

 これで岡本和とは通算9打数1安打と好相性。巨人戦は3試合で2勝負けなしの防御率1・50とお得意さまだ。“Gキラー”襲名について問われると「もちろん。OK!」と笑顔で回答。矢野監督も「中5日でも、よく投げてくれたというのは、これからにも生きる」とたたえた。

 投球以外も丁寧できっちりとした男だ。マウンドに上がる際には、ファウルラインを右足からピョンと横っ飛びするのがお約束。「ラインを踏まないように、子どもの頃からやっていたので」と気遣いが体に染みついている。登板へ向けては「投球に支障がないように早め早めの行動を心懸けています」と時間管理も怠らない。

 「長坂さんの配球がきょうは全て。下(マイナー)で活躍できても、上のステージに上がったときに結果が出ない選手たちは多くいる。彼(長坂)がこういうふうに試合ができて本当にうれしいです」とチャンスをつかんだ女房役を敬うことも忘れなかったナイスガイ。これからも、こんな好投を見たいねん!

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