阪神・大山に不安なし OP戦7番締め犠飛で打点 2日連続特打で整った

7回、右へ先制犠飛を放つ大山(撮影・田中太一)
ナインとタッチを交わす大山
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 「オープン戦、オリックス2-1阪神」(20日、京セラドーム大阪)

 重要な場面で打点を挙げる-。阪神・大山悠輔内野手(27)が求められる役割を果たした。打順が7番に下がったシーズン前最後の実戦で先制犠飛をマーク。昨季まで4番を任された和製大砲が本番での大暴れを誓った。

 シーズンさながらの緊張感が漂っていた。互いに無得点の七回1死三塁。オリックスベンチは下手投げ右腕の中川颯を投入してきた。右打者にとっては難敵だが、大山は期待に応えた。1ボール2ストライクから4球目。それまではタイミングが合っていなかったが、高めに来た球を逃さずに右犠飛を放ち、スタンドを沸かせた。

 「暖(小野寺)もよく走ってチャンスメークしてくれたので、ホームにかえしたいと思っていました」。七回先頭でゴロがイレギュラーし、三塁・宗がはじく間に好走塁で二塁打とした後輩をたたえた背番号3。開幕戦に向けて「しっかりと入っていけるようにいい準備をしていきたい」と力を込めた。

 オープン戦は6試合連続安打を放った時期はあったものの、終盤に苦しんで打率・196、0本塁打、5打点。19日のオリックス戦後から2日続けて特打を行い状態アップに努め、ラストゲームでいい形を残した。

 17年ぶりのリーグ優勝に欠かせぬ存在の大山。どんな打順であっても、勝利をもたらす一打を放っていく。

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