阪神・佐藤輝 新庄ビッグボスに主役渡さん 今季初対外試合、4番で驚弾放つ
「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)
新庄ビッグボスに主役は渡さん!阪神・佐藤輝明内野手(22)が、今季初の対外試合となる8日・日本ハム戦(宜野座)に「4番・右翼」で先発出場することが7日、決まった。ド派手な“新庄劇場”が繰り広げられることも予想される中、宜野座村野球場で驚弾を放ち、舞台を“サトテル劇場”に変えてみせる。
まさに佐藤輝の独壇場だった。全体練習後のロングティー打撃。一塁ベンチ前から右翼方向へ100メートル級の打球を連発した。「シャー!」。約1時間の過酷な振り込みも気合でフィニッシュ。173スイングで99本の柵越えを披露し、最後は圧巻の7連発で締めた。
8日・日本ハム戦に向けて準備完了。「結果を出したいと思います」と闘志満々の背番号8に対し、首脳陣は4番を託すことを決めた。「変に特に考えることなく、自分のスイングだけを心掛けたいと思います」。紅組の4番で“今季12球団1号”を放った5日の紅白戦に続き、気負うことなく自然体で挑む。
そして、今年こそ目の前で驚弾を打ち込んでみせる。昨年2月12日にTBS系の番組企画で、新庄ビッグボスは宜野座に来訪。ただ、佐藤輝が同日の紅白戦で高橋から右翼線二塁打をマークした場面では、糸井へのインタビューのためスタンドに不在だった。持ち味のパワーを直接見せつけるチャンスとなる。
「まあ、楽しみですね。今、練習していることを。練習と実戦では違うので実戦でもできるか試して、できたらいいなと思います」
プロ1年目の昨季は126試合に出場して打率・238、24本塁打、64打点。今年は最低限の目標として「30本塁打」を掲げる。今キャンプでは藤井康1、2軍巡回打撃コーチのマンツーマンレッスンを受け、4スタンス理論を取り入れながら「自分のポイントで打っています」と打撃フォームを固めている。
阪神ファンが楽しみにしているのは、2戦連続のアーチ。そして、大山とのし烈な4番争いだ。「いい感じなので、それをどんどん続けていければと思います」。昨年は同じく日本ハムと戦った対外試合初戦で一発を放った。今年はビッグボスの初陣であり、注目度MAXの一戦。北京五輪も熱いが、宜野座も熱い。
関連ニュース





