阪神・糸井 状態「99%」外野サバイバル参戦へ意気込み 2・5紅白戦出場にも意欲
阪神・糸井嘉男外野手(40)が28日、甲子園と室内練習場での自主トレを公開し、レギュラーを奪い取る決意を示した。昨年のキャンプは膝の故障で別メニュー調整が大半となったが、今年はスタートからフルメニューをこなし、2月5日に予定されている紅白戦への出場にも意欲を示した。
分厚い胸板、はち切れんばかりの上腕筋。糸井の熱気を帯びた筋骨隆々の肉体は、既に仕上がっていた。「(今の状態は)99です。(あとの1%は)知らんよ。100が分からへんねん。ハッハッハッハッ」。太い首を鳴らして笑い、激しいサバイバルレース参戦に意気込んだ。
「勝負の中に加わっていかないといけないですし、サバイバルだと思っています。調整ではなく、フルメニューをこなして、チーム内でいい勝負ができたらなと思います」
スタートから手加減なしだ。昨年は膝の故障により大半が別メニュー調整のキャンプとなったが、今年の肉体は異常なし。「スタートから出られるように勝負していって、そういうところを狙っています」と、よーいドンでレギュラー争いに加わる意欲を見せた。
最初の戦いは2月5日に予定されている紅白戦。「もう出るつもりでやりますね」と心待ちにし、「(体は)仕上がっている?分からんけど、知らんけど」と関西人らしい口調で準備万端をアピール。チーム最年長としても「必死にキャンプから勝負を懸けてやっている姿を見せられたら」と大きな背中で若手の手本となる。
1月中旬にはオリックス・吉田正、チームメートの佐藤輝との合同自主トレを実施。外野の定位置争いのライバルとなる佐藤輝については「僕のためにもなるので。何年たっても尽きないですね」と後輩から強烈な刺激を受けた。
「ビールかけしたい。ハハハ。したいでしょ?それだけかな」。阪神移籍6年目。超人がレギュラーとして栄光に導き、歓喜のアルコールを筋肉に染み渡らせる。
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