阪神・平田2軍監督 サンズを称賛「いい手本になってくれてるんだよな」
「フェニックス・リーグ、阪神2-0巨人」(24日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
阪神は巨人との接戦を制した。
先発の湯浅が4回をノーヒット投球。中継ぎも加治屋-浜地-小野-斎藤と無失点でつないだ。
打線はサンズが2戦連続で先制適時打。さらに、続く陽川の二塁打で一塁から本塁まで激走する場面もあった。平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-湯浅は4回をノーヒット投球。
「まあまあやな。決め球のフォークとかも、秋広とかに投げて打ち取ったりしてたし。もうちょっとコントロールがあれ(良くなれば)やけど。クイックもできてるし。課題の変化球に取り組んでるんでね。そういった意味ではちょっとずつ状態を上げてきてるけどね」
-直球が湯浅の持ち味。最速150キロで押し込めていた。
「持ち味のストレートっていうのは、彼の特徴なんで。そういところも含めてだけど。まあ、追い込んでからの変化球の精度ってところが、彼のフェニックスの課題って自分でもしてるんで。その辺を意識して投げてるなっていうのはあったよ」
-中継ぎも無失点リレー。
「この辺は安定してるわね。シーズン中からね。各自、色んな(課題を持ってる)。浜地にしてもまだまだ変化球の(精度)。なんで、ここ(宮崎)にいるかってことなんでね。変化球の精度だとか、ストレートのキレ。もう一つ、浜地はまだまだ状態上がるはずよ」
-サンズが2試合連続で先制打。
「サンちゃんは全然、あれ(問題)がないんで。3-2からもきっちりライト前打ってるし。強引にいかないところなんかは、3-2から強引にいかずに、逆方向ってところで。うちの若い選手のいい手本になってくれてるんだよな。ランニングも全部、ちゃんとやるしさ。昨日も言ったけど。そういうところのカウントによって、ちゃんと考えてバッティングしてるよね。チャンスというか、ランナー三塁でしょ。こういう時は強引にいかずに、ヒットを打ちにいくというところなんかな」
-走塁も素晴らしかった。
「アグレッシブだよ。陽川さんが珍しく打っちゃうんだから。打っちゃうもんでね。今日のアップから、サンちゃんは全部しっかりメニューこなしてくれんねん。そういうところは、非常にありがたい。今の外国人にそういう(手を抜く)やつはあまりいないけど。非常に何も(言うことがない)。やっぱりCS、残りの試合に向かってるよ」
-陽川が2本の二塁打。
「いや、陽川はまだ、もう…。そんなもん。でも、取り組んでくれてるんでね。陽川なんかは、今はしっかり、言い方悪いけど、来季どういうあれ(打撃)で。いつまで経っても、ブリブリブリブリ振り回したって。そういうところで江越にも、変化球(を打たせてる)。江越なんか、凡打してても、追い込まれてフォークを拾ってレフトフライ、センターにも泳ぎながら。ヒット打ったことより、そっちの方を江越なんかは評価したいし。陽川はちょっとヘッドが入って、大きいのを(打とうとしてる)。140メートル飛ばす必要ないって言ってんの。今、それを取り組んで、コンパクトに上からバットを素直に出そうという課題で、陽川たちもやってるんで。やっと、ちょっと今日はそういう感じを、つかんでくれりゃいいんだけどな」