岡田彰布氏が分析「集大成の残り10試合でベストメンバーを組めないのは痛い」

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が13日、東京ドームで行われた巨人-阪神戦で本紙の解説を務めた。ヤクルトが中日に勝利する中、五回以降は好機らしい好機も作れず引き分けに終わった阪神打線。岡田氏は1年間の集大成とも言える残り10試合で「ベストメンバーを組めないのは厳しい」と評した。

 ◇ ◇

 ヤクルトが勝っただけに、阪神にとっては痛いドローになった。この日は大幅に打線を組み替えたが、残り10試合の段階まで来てベストメンバーを組めないというのは正直、非常に厳しい。

 大山の状態がどれくらいの深刻さなのかは定かではないが、登録は抹消しなかった。大事な一戦で4番でありナインをまとめる立場の主将がベンチも外れるというのは、チームとしても痛い。開幕から134試合を戦ってきて、今が最も“底の状態”であるように映ってしまう。

 ペナントレースを制するチームは、開幕から試合を重ねるごとに成熟度を増していく。特に阪神は今年、開幕ダッシュを決め、交流戦を終えた段階で「20」の貯金があった。チームに余裕がある時こそどっしりと戦い、終盤に向けて現有戦力を精査しつつ、状態が上がってこない選手、コンディションに不安がある選手は早めに対処しておく。

 こう今季中盤に記してきたが、チームの形が崩れた現状を見れば、終盤に向けてのマネジメントは正しかったのか?という部分に行き着く。10月の戦いは今シーズンの集大成だ。残り9試合、まだ優勝が完全に消えたわけではない。直接対決も2試合残すだけに、可能性がある限り戦い抜く姿を見せてほしい。

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